xSemaphoreGive

[Semaphores]

semphr. h

xSemaphoreGive( xSemaphoreHandle xSemaphore )

　セマフォをリリースするマクロ。 セマフォはこれ以前にvSemaphoreCreateBinary () 、 xSemaphoreCreateMutex () あるいは xSemaphoreCreateCounting () を使って作成されて、sSemaphoreTake () を使って得られたものです。これマクロは ISR で使用することは出来ません。 ISR から使える代替APIは xSemaphoreGiveFromISR () を参照してしてください。
このマクロはxSemaphoreCreateRecursiveMutex () を使って作られたセマフォの上で使用できません。
xSemaphoreGive () はタスク間通信 API の一部です。 xSemaphoreAltGive () は代替の 同等API です。 両バージョンは同じパラメータを使用し、同じ値を返します。

パラメータ：

xSemaphore
　リリースされているセマフォへのハンドル。 セマフォが作られたとき、これは返されるハンドルです。

リターン：
pdTRUE
　もしセマフォがリリースされたなら。
pdFALSE
　もしエラーが発生したなら。 Semaphores が待ち行列を使って実行されます。 もし待ち行列の上にメッセージをポストするスペースがないなら、（セマフォが最初に適切に得られなかったことを示すため）エラーを発生する。

使用例：

 xSemaphoreHandle xSemaphore = NULL;

void vATask( void * pvParameters ) 
{ 
    // Create the semaphore to guard a shared resource. As we are using 
    // the semaphore for mutual exclusion we create a mutex semaphore 
    // rather than a binary semaphore. 
    xSemaphore = xSemaphoreCreateMutex();

    if( xSemaphore != NULL ) { 
        if( xSemaphoreGive( xSemaphore ) != pdTRUE ) { 
            // We would expect this call to fail because we cannot give 
            // a semaphore without first "taking" it! 
        }

        // Obtain the semaphore - don't block if the semaphore is not 
        // immediately available. 
        if( xSemaphoreTake( xSemaphore, ( portTickType ) 0 ) ) { 
            // We now have the semaphore and can access the shared resource.

            // ...

            // We have finished accessing the shared resource so can free the 
            // semaphore. 
            if( xSemaphoreGive( xSemaphore ) != pdTRUE ) { 
                // We would not expect this call to fail because we must have 
                // obtained the semaphore to get here. 
            } 
        } 
    } 
}